今年は寝かして食べるのがオススメ!?17日間寝かした露地文旦を食べ比べてみました。

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昨年は土佐文旦の記事をいくつかアップしたのですが、今年は遅くなっちゃいました。昨年は特に文旦の当たり年と言われ、私も実際に食べてひっくり返るぐらい美味しかったのは、今でもよく覚えています。

花晶農園さんのEM文旦が濃厚過ぎる味に、ひっくり返っちゃいました。

今年は、昨年の夏に降り続いた大雨の影響を受け、各生産者さんは苦労して文旦を栽培されたようです。ある生産者さんでは、大雨の影響で水分がよく行き渡るため大玉傾向になり、3Lサイズ中心の超大玉になったとか。その一方、大玉になるのは予想できたので、摘果を抑えたところ、今年は大玉が全くなく、Lサイズの小玉のみになったなど、生産者さんによっても色々とやり方や出来が異なるようです。

土佐文旦とは?

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土佐文旦は、2月初旬から3月中旬頃が旬の高知県の特産品で、土佐の春の味覚になります。文旦には3種類あり、9月~11中旬が旬の水晶文旦。11月中旬から12月末が旬のハウス文旦。そしてこの露地栽培の土佐文旦です。それぞれの文旦は特徴があり、人それぞれ好みが違ってきます。
爽やかな酸味と絶妙な甘みのバランスが魅力の水晶文旦。極上の甘みと酸味のバランスが絶妙なハウス文旦。文旦の最後を飾るのが露地栽培の土佐文旦。

実を言いますと、この露地栽培の土佐文旦は12月から1月の中頃までに収穫が終わります。そこから園地の室の中でじっくり追熟させます。追熟させることにより、酸味が甘みに変わり土佐文旦独特の上品な甘みと酸味が味わえるのです。

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当社が仕入れる文旦も、もちろん室の中で追熟されたものが入荷しておりますが、私個人的にはちょっと酸味が強すぎると感じたので、私のデスク横で更に寝かしてみました。

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このように新聞紙にくるんで、冷暗所で寝かしておくと酸味が甘みに変わっていきます。2月18日に新聞紙でくるみましたので、本日まで17日間寝かしたことになります。

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左の文旦はまだ皮にツヤがありますが、右の文旦は皮がシワシワになって、同じ期間寝かしてもこうも違ってくるのは驚きでした。

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ムッキーちゃんを使って剥いてみましたが、思わず勢い余って左手の小指まで軽ーくカットしてしまったのは、ここだけの話です(汗)まさかムッキーちゃんを使って、自分の手を切るとは思いませんでした。カットする方向に手を置いたらいかんということを改めて理解しました。

実際に寝かしてみると、出始めの頃の酸味のキツさはなくなり、甘みと酸味のバランスが絶妙になっておりました。すぐにでも食べたいと言う方は別ですが、ゆっくりと待てる方はしばらく寝かしてから食べた方がオススメです。

今年も多くの露地文旦の注文を頂きましたが、一日の発送できる箱数が限られるため、一挙発送できず、順番に送っておりました。早めにご注文頂いた方は比較的早めに送れるのですが、そうでなければしばらく待ってもらうことになります。で、待ってもらった上に、食べごろが約1週間ほどになるという当社の説明書が入っておりますので、そんなにも待たないといけないのか!とお叱りのお言葉を頂くこともありました。

あとはいつ届くの?というお問い合わせもいくつか頂いたようですので、来年の露地文旦の発送には改善をしていきます。季節の旬の果物ですから、早く食べたいのは誰も一緒ですもんね。買ってすぐに食べるのもよし、しばらく寝かして食べるのもよし。ぜひ色んな食べ方を試してみてください。

 

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