高知県宿毛でその日水揚げされた魚を、日戻りの鰹を、注目されている魚を、食べれるなんて!?

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先日の宿毛に行った続きになります。その日の夜は、その日に水揚げされた新鮮な魚を出してもらえる和食料理屋に行くことになりました。

【三代木】

住所:高知県宿毛市中央2-6-13

TEL:0880-63-2377

まず出て来たのが、その日水揚げされたばかりの日戻りの鰹のタタキです。本日揚がったばっかりの鰹のタタキは新鮮で、もちっとした食感が特に際立ちます。同じ高知県といえど、この嶺北までまたは高知市内まで届くにはやはり時間がかかりますので、なかなか食べる機会がありません。薬味もネギ、ミョウガ、玉ねぎ、カイワレ大根、トマト、大葉、ニンニクと豊富な内容です。

同じタタキになりますが、こちらはモンズマのタタキです。

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モンズマとは?

正式名称はヤイトガツオといいます。鰹の中でも最上の種類だそうで、近年注目の魚と呼ばれています。ちなみにヤイトガツオの「ヤイト」とは、「お灸」のことで、そのヤイトガツオの腹側に、ちょうどそのお灸をすえたような三つの斑点があることから、ヤイトガツオと呼ばれるようになったそうです。一般的には出回らないことが多く、漁師さんの間で知られている魚だそうです。

で、実施に食べてみると、脂の乗っており、これは美味しいタタキです!先ほどのタタキと比べて少量しかありませんので、一切れ一切れゆっくりと味わいながら食べました。鰹のタタキ好きな私にとっては、また食べたいなー!と思う魚に仲間入りしました(笑)

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こちらは刺身盛り合わせですが、日戻りの鰹、モンズマ、イシガキダイ、アオリイカなど魚種も豊富な上、どれも新鮮ですので、ついつい箸を伸ばしてから悩んでしまうのもお分かり頂けるのではないでしょうか。

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今回食べたもので、一番の驚きはコチラ!小魚の表面に小さいものが付着してるので、恐る恐る箸を伸ばしてみましたが、これが超美味しいこと!!トウゴロイワシの松傘揚げと呼ばれるものだそうです。要はイワシの小さいものを、鱗を取らずそのまま揚げたものです。揚げるとその鱗がはがれたようになり、このような表面になるのです。鱗が口の中で残って嫌な感じがするのが通常ですが、全くそんなことはありません!逆にサクサク感があってほんとに美味しいお魚でした。食べ方一つでこうも変わるもんなのかと驚きました。

こちらの料理は、勝手にうまいもんランキング2014に入る可能性がでてきましたねー(笑)一年を振り返るためにも、今年も12月に入ったら、勝手にうまいもんランキングを発表しますので、楽しみにしておいてください。あくまでも個人的な趣味みたいなもんですから。

最後の締めに焼きサバ寿司を頂きました。

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当店でも焼きサバ寿司を販売しておりますが、それとはまた違った焼きサバ寿司でした。お店でこのような焼きサバ寿司を食べたのは初めてかもしれません。何が違うかというと、サバだけでなく、寿司飯まで焼いてあるということです。高知県は皿鉢料理が有名ですが、多くの皿鉢料理の中心にはサバの姿寿司が入ってあります。やはり一度には全部食べきれないので、翌日残ったサバの姿寿司を網で焼いて食べたりするのが、昔ながらの食べ方です。寿司飯の酸が抜け、サバの脂もいい加減に落ちて、これが美味しいです。我が家の正月元旦の翌日は、ストーブの上に網を引いて、祖父が焼いてくれていたのをなんとなく覚えています。

まさかお店で食べれるとは思っていませんので、嬉しかったですね。たまに焼いたものが食べたくて、正月まで待てませんので、こんな感じに実際に焼くこともあります(笑)ご家庭でも簡単にオーブントースターでできますので、興味のある方はやってみてください。

宿毛の美味しい魚を本当に堪能した一日となりました。同じ高知県といえど、宿毛までは約3時間ほどかかりますので、よく食べれるわけではありません。また食べれることを楽しみにしたいですね。宿毛に行った際には、ぜひ新鮮な魚を味わってください。

 

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