赤身の美味しさとは!?土佐あかうしセミナー&赤肉サミットに参加してみた。

土佐あかうしセミナー

更新が遅くなりましたが、10月19日(月)高知市内にて、土佐あかうしセミナー&赤肉サミットが開催されました。当社は私を含め三名で参加しましたが、会場は満員御礼で立ち見希望の方のいらっしゃったほどの盛況ぶりでした。せっかく高知県でこのようなセミナーが開催されるのは、珍しいことなど7名で申込しましたが、会場の都合で三名のみの参加となってしまったのは仕方ありませんが、残念でした。

ここで土佐あかうしについて復習です。

土佐あかうしとは?

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土佐あかうしは褐毛和種高知系の品種で、日本の肉用牛である和牛4品種(黒毛和種、褐毛和種、日本短角種、無角和種)のうち、高知県内でしか改良されていない褐毛和種・高知系の通称。高知県内では土佐褐毛牛とも呼ばれています。昭和19年に「褐毛和種」(あかげわしゅ)として認定されました。

同じ褐毛和種である熊本系とは毛色において特徴が異なり、褐色の体色に対し、目の周囲、鼻、蹄等が黒い特徴を持つ「毛分け」と称する毛色が一般的です。その後も改良を重ね、現在では黒毛和種に勝るとも劣らない評価が得られるまでになりました。

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土佐あかうしは当社のネット通販でも販売しておりますので、興味ある方は一度コチラよりご覧下さい。

今回のセミナーの内容は、「土佐あかうしは今後何を目指すべきか。」というテーマですすめられました。というのも、近年土佐あかうしの価値が見直され、価格も上がっているのは嬉しいことではあるが、サシが入った脂が乗った肉が増え、以前に比べて美味しくなくなったという疑問を投げかけられました。

確かに当社もサシが入ったA3〜A5ランクの土佐あかうしを販売しますが、一般のお客様にとって、牛肉と言えばサシが入ったものを求められているのは確かです。私個人的には脂の乗ったカルビやロースは年々食べられなくなってきているので、赤身中心の部位の方が味わい深く好みなのです。

土佐あかうしセミナー

では、実際に食べ比べてみようということになりました。一番真上のお肉から時計回りに、①土佐あかうしA2、②土佐あかうしA4、③黒毛和牛(讃岐オリーブ牛)、④短角牛となっています。ただ食べるだけでなく、テイスティングシートに、香り、赤身の味、脂の風味、食感、気になったことなどを紙に記載していきます。

個人的には食べ慣れているせいか、②の土佐あかうしA4が一番好みの味でした。赤身そのものは①の土佐あかうしA2が美味しかったのでうが、脂とのバランスを考えると土佐あかうしA4が絶妙のように感じました。肉そのものは特に味つけされておらず、お好みで塩をつけて食べることができますが、私は塩に惑わされるタイプですので(笑)、そのまま食べました。塩より赤ワインがあればいうことなしと思っていたのは、私だけでしょうか・・・

土佐あかうしセミナー

東京で「レストランオギノ」を展開されている荻野シェフの創作料理も試食することができました。ステック・アッシェという挽き肉のステーキです。

土佐あかうしセミナー

普段食べ慣れないものですので、表現が難しいですが、美味しかったのは確かです。予約取りにくいレストランのようですが、チャンスがあれば一度行ってみたいですね。その他にもレストラン業界の方には非常に興味がある内容の、ブロック肉の焼き方が動画で紹介されました。

今回は土佐あかうしを繁殖したり、肥育したりする生産者とレストランなどを展開する飲食業との意見交換がメインとなっていましたが、我々小売業とって初めて知った内容が多くありました。現在の格付け評価の問題もあって、赤身だけを評価するのは難しい状況ではありますが、当社も土佐あかうしの普及には一役買いたいと思います。

次回は赤ワインを飲みながら土佐あかうしセミナーに参加したいものです。そっちの方が絶対に土佐あかうしの美味しさが引き立つように思いますが。

 

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