こんなにもボソボソ切れて、縁起いいの?立川そばを食べて新年のスタートとなりました。

 

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新年あけましておめでとうございます。本年も皆様におきましては、素晴らしき一年になりますようご祈年致します。今年一発目のブログ更新となりますが、今年も高知の土佐の美味しいものを中心に更新していきたいと思いますので、またお付き合いくださいませ。

さて、昨年大晦日は遅くまで仕事して終えたわけですが、その後は酒を飲んでひっくり返るように寝て新年を迎えました。ゆっくりと年越しそばを食べる余裕はなく、新年の朝食が年越しそばとなりました。

今年は大豊町の立川そばを食べることにしました。「たちかわ」ではなくて、厳密にいうと「たぢかわ」ですのでお間違えのないように。大豊町立川は、江戸時代関所がおかれ、1858年10月坂本龍馬と水戸浪士住谷寅之助が会見した地としても有名でんです。。立川のそば粉だけで作ったのが「立川そば」と呼ばれています。つなぎの小麦粉は使用しておらず、そば粉100%の田舎そばです。

上の画像を見てもわかるように、小さい麺がちぎれたようになっていますね。太い麺はモチモチした食感があり、一度食べるとハマる食感なんです。私も高知に来て9年目を迎えますが、この食感にハマってしまいました。

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箸ですくおうにもろくにすくえません(笑)箸ですくう度に麺が切れますので、食べにくいのも特徴的です。正直いうと箸で食べるより、スプーンで食べた方が食べやすいのかもしれません。

過去に当社の通販「すえひろ屋」でこの立川そばをお送りしたことがありますが、多くのお客様からクレームを頂いたことがあるそうです。その内容とは、「こんなにも切れるそばはそばじゃない!縁起が悪いでしょ。」とすぐ切れることに疑問を持たれたようです。今となっては笑い話になっていますが、このそば粉100%で作る立川そばを全然知らない人にとっては仕方ないのかもしれませんね。

年越しそばは江戸時代中期から定着した食習慣だそうです。古くから続く食習慣の由来ははっきりしないことが多いですが、年越しそばも例外ではなく、いくつかの説があるそうです。

■そばは細く長く伸びることから、縁起がいい

寿命を延ばし、家運を伸ばしたいという願いが込められています。こちらが最も有名な説です。立川そばは全然細く長く伸びませんので、この縁起を信じている方にとっては縁起が悪いと思われるかもしれませんね。

■そばは切れやすいので、一年の苦労や厄災をきれいさっぱり切り捨てようと食べる

立川そばはまさしくこちらの食習慣ですね!ブツブツと切れやすい立川そばですので、一年を振り返って、厄災をきれいさっぱりと忘れて食べるなんて、素晴らしいことですね。この食習慣の由来をしっかりとわかりやすく明記しないと、お客様にとっては理解してもらえないですね。

他にもそばには、そばは健康によい食べ物と言われていますので、体内を清浄にして新年を迎えるという説などいろんな説があるようです。いずれにしても「立川そば」は美味しいおそばであることは間違いありませんので、ぜひ一度食べてもらいたいそばですね。今年の年末の通販には、復活したい商品の一つです。

 

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