決して食いしん坊なわけではありません!田舎寿司せっとを食べ比べしてみました。

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遅い正月休みになりますが、香川県高松にある実家に帰省しておりました。実家に帰った時ぐらい母親の手作り料理を食べたらと思うかもしれませんが、あえて当店の田舎寿司せっとを食べることに(笑)

というのは、半分冗談でして、せっかく実家に帰る機会を利用して、以前より試してみたかったことをやることにしたのです。

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なぜ実家に田舎寿司セットが二つもあるかといいますと、決して私が食いしん坊なわけではありません。まれに通販からのお客様より「寿司飯が固い。」とご意見を頂くことがありますので、なんとか改善できないかと思って、配送のテストをして、実際に食べることにしたのです。

パッと見はよくわからないとは思いますが、二つの田舎寿司セットは配送時の温度が異なります。その結果、どうなるのかをテストしてみたかったのです。試食してみた結果はどちらも美味しかったですが、改善の余地ありということになりました。

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当店の田舎寿司せっとは、全部で6種類のネタがありますが、皆さんはどのネタが好きでしょうか?聞いても仕方ないかもしれませんが(笑)、勝手に私の田舎寿司好きなネタランキングを大公開。

1位 茗荷(ミョウガ)

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色鮮やかなピンク色のみょうがが食欲をそそります。実はこの仕事に就くまでミョウガの匂いが嫌いで、苦手の食べ物の一つでした。しかし、ある時からかこの寿司を食べてからかは忘れましたが、独特の香りにすっかりはまってしまいました。

そのボリューム感と美しい色で知られる、高知の自然が育んだ「四万十みょうが」を使用。高知県園芸連認証エコシステムにより栽培されています。鮮烈で特有な香りと苦み、歯ざわりの良さが特徴。お湯でサッと湯がき、合わせ酢につけることによって、鮮やかな赤い色が出ます。主にそうめんや冷奴などの薬味に使うことが多いみょうがを半分にスライスして使った、食欲を刺激する一品です。

 

2位 イタドリ

高知の代表する山菜と言えば、それはやっぱりいたどりでしょう!個人的には一番好きな山菜ですね。生で食べてもよし、煮てもよし、更には炒めてもよし。コリコリがクセになる山菜です。

春先に紅紫色の芽を出し、若い茎の部分は柔らかく、甘酸っぱく、生でも食べることもできる山菜です。高知県外の方には、あまり馴染みのない食材ですが、コリコリした食感と爽やかな酸味がクセになります。嶺北で取れたいたどりの皮をむき、食べやすい長さに切って塩漬けにし、冷凍保存しておりますので、季節を問わずお召し上がりいただけます。その塩漬けしたいたどりを、一晩かけて塩抜きをし、すえひろ屋のオリジナルレシピにて、砂糖・醤油・酒・塩などで味付けをします。

 

3位 たけのこ

昨年末にたけのこ寿司の寿司飯を詰めるお手伝いをしてから、一気に好きなネタにランクアップ。筍のキュキュっとした表面の歯ざわりが苦手でしたが、あんなにも手間のかかることを知ってからは、そんなことを言ってられません。

嶺北で取れたハチクを使用しています。ハチク(淡竹)とは、直径が3~10cm、皮は紫色で、まばらに毛があり、掘り出したばかりの時は、生でも食べられるたけのこです。他のたけのこに比べて、独特の風味があり、苦みやエグ味がなく、淡泊で歯切れがいいのが特徴。大きな釜で米ぬかと一緒に炊くことで、あくやえぐみを取り、柔らかい食感をお楽しみいただけます。すえひろ屋のオリジナルレシピにて、砂糖・醤油・酒・みりん・塩・しょうがなどで味付けしてます。

 

4位 こんにゃく

このボリューム感がなんともいえません。田舎ならではの丸こんにゃくを大胆に使い、寿司飯との相性も抜群です。しかもこんにゃくならではの食感がたまりません。

嶺北産のこんにゃく芋を使用し、田舎ならではの手作りの丸こんにゃくを使用してます。丸こんにゃくは、角こんにゃくと比べこんにゃく芋の味が濃く、ブニブニとした食感で、味がしみこみやすいのが特徴。昔ながらの灰汁を使って、ひとつひとつていねいに作ります。一晩かけてあく抜きしたものを、すえひろ屋のオリジナルレシピで味付けし、昔ながらの味を再現してます。

 

5位 ぜんまい

ぐにゃぐにゃした食感が苦手と言う方もいらっしゃるかもしれませんが、我が子はそうめんを食べるように、美味しそうにすすって食べます(笑)適度な長さにカットして、更に海苔で巻く作業も地味ですが、手間がかかっています。

嶺北はぜんまいの産地としても知られており、すえひろ屋は、地元で取れた手もみぜんまいを100%使用しています。手もみは手間暇が大変かかり、いまや貴重な一品。職人を厳選し、なおかつ太くてきれいなものを乾燥保存することで、いたどりと同様に通年お召し上がりいただけます。すえひろ屋のオリジナルレシピにて、砂糖・醤油・酒・みりん・塩・しょうがなどで味付けしてます。

 

6位 しいたけ

こればっかりは私の嫌いな食材なもんで、すみません。食べれないことはないのですが、苦手な食材であることは間違いありません。茸類全般が苦手なのですが、きのこの傘が大きくなればなるほど、食べれなくなってくる特殊な体質です。ですので、エノキやぶなしめじなどは、普通に食べることができます。

緑に囲まれた自然豊かな高知県香美市・香南市でとれた、土佐香美しいたけを主に使用しています。ネタには、しいたけを丸々一個使用し、塩は使わず、すえひろ屋のオリジナルレシピにて、砂糖・醤油・酒・みりんなどで少し濃い目に味付けし煮付けることで、しいたけそのものの風味と、特有のぬめりを楽しむことができます。

 

いかがでしたでしょうか?あくまで個人的な好みのランキングですので、参考程度としてください。田舎寿司はどうしても山の物を使いますので、彩りも地味で暗いですけど、このように食べると贅沢なものですね。ぜひ好きなネタを探しながら食べてみてください。

 

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