こだわりの味協同組合の冨永昌良理事長をお招きし、本物の食についてお客様と一緒に勉強会を開催しました。

先日、フォーラム末広にてある勉強会を開催しました。こだわりの味協同組合の冨永昌良理事長をお招きし、「本物の食について」お客様と一緒に勉強会を開催しました。

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以前は四国CGCに加盟しているスーパーを中心に、合同で勉強会を行っていましたが、今回から自社のお客様の一緒に勉強会をするということで、各社バラバラでの開催となり、お客様をお招きしての第一回の勉強会となりました。当社従業員が約20名、業界関係者が約10名、お客様が約10名と合計40名ぐらいでの開催しました。

正直言うと、もう少し一般のお客様に参加してもらいたい気持ちもありましたが、我々のPR力が足らなかったのもあり、安心・安全な食に真剣に取り組むという熱意がなかったのかもしれません。というのが私の反省点です。

こだわりの味協同組合とは?

輸入原料や添加物だらけの食品に疑問を抱いた冨永理事長が、中小のスーパー・食品会社が大手スーパー・食品会社を相手に生き残っていくには、商品のブランド化が必要という考えや社員やパートが喜んで買うものを作りたい、安心と安全にこだわった食品を作り、販売したいという一心から1平成8年に設立したのが、「こだわりの味協同組合」である。

ホームページを見てもわかるように、5つのこだわりがあります。

①国産原料へのこだわり

こだわりの味協同組合では国産原料の使用に努めています。原料の数量や安全性についても供給先からの報告を義務付けています。

②自然のおいしさそのまんま

原料の鮮度や中身に留意し、さらに昔ながらの製造方法で、自然のおいしさをそのまんま生かしています。

③食品添加物は原則カット

製造工程はもちろん、原料由来の添加物までチェック。中には止むを得ない添加物もありますが、より安全なものへと変更しています。

④厳しい衛生管理を実施

販売店店頭買い上げ方式の衛生検査を実施。商品の継続的な衛生管理を行い、可能な限り安全を追求しています。

⑤コスト削減による低価格

同業者間での分業化、流通・広告の共同化、経費削減などに努め、商品の本質はそのままに低価格を実現しました。

当店でも「自然の味」と表記されたブランドの商品を取り扱いしており、上記のこだわりを実現した商品ですので、もし見かけたらぜひ一度食べてみてもらいたいです。

 

この日は、砂糖と塩をメインテーマに勉強をしました。上白糖ができるまでにいくつの添加物が含まれているか、上白糖と三温糖の違いとは?三温糖に含まれているものは?粗製糖と三温糖との違いは?本当にいい砂糖とは何か?希少糖の安全性は?

更には、塩には三つの種類がある。イオン交換塩は食べる塩には向かない。ひと月に使う塩はそう大した量ではないので、自分食べる子供に食べさす塩はいいものを使ってもらいたい。その他にもちょっと話題がそれ、練り物に含まれる危険な添加物とは?日本蜂蜜と西洋蜂蜜の違いとは?などなど多岐にわたってお話して頂きました。

今回参加された一般のお客様からも、目から鱗のような話ばっかりで非常によかった。作る側・売る側の都合がよくない情報を出して、スーパーは自分の首をしめることにならないのかという心配があったが、「消費者と一緒に学んでいきたい」というスーパー側の言葉に希望を感じました。安心・安全なお菓子の取り扱いを増やしてほしい。なるだけ本物の味の食べ物をそろえて欲しい。などなど、嬉しいお言葉と我々に期待する励ましの言葉があったことがありがたいですね。

お客様の疑問に答えられるように、我々も一生懸命勉強していきたいと思います。即答はできないことがまだまだ多いとは思いますが、わからない疑問には精一杯調べてお答えしていきたいと思います。

今年は10月と11月の2回勉強会を開催する予定です。今回は砂糖と塩の二つのテーマで時間が足らなかった面もありますが、慌てずにじっくりと勉強していきたいと思います。日程が決まりましたらFacebookや店内告知、折込チラシなどで告知していきますので、ぜひ次回の勉強会にご参加下さい。

最後に私個人的な考えを表しておきますと、このような活動をすると「末広はこだわった食材を置いて、高級スーパーにでもなるんやろうか」という風に捉えられる方もいらっしゃいますが、そうではありません。我々スーパーは普段の日常の食を、新鮮でしかもお安くご提供をするのが役目だと思っています。ですので、大手メーカーの商品は品揃えしますし、私自身もカップラーメンやスナック菓子など多く添加物が含まれている商品を食べます。自分が食べないことにはお客様にもオススメできないですから。

けど、世の中には安心・安全な食べ物があって、自身の家族の健康ためにも、それらの商品の品揃えし、こういった食品もあるよと選べる環境を作りたいと思っています。私の娘や息子が生まれながらにアレルギーがあったり、アトピーが出たりというのを見ていると、色々と考えさせられます。ですので、当社会長が何年も前から取り組んでいる、農薬を使わずに有機堆肥で育てるお米作りにも共感しています。

で、一体どっちなの!?と言われるかもしれませんが(汗)、私自身は色んなものを食べるけど、お客様にはいいものをご提供していたいと思っています(笑)あくまで個人的な考えですので、ご了承ください。

 

 

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